仕付けとは?
「しつけ」という言葉は、「着物を仕付ける」ということに由来しているとも言われます。
「仕付け」とは着物の形が整うよう、しつけ糸と呼ばれる糸を使い仮に縫いつけておくことを言います。
着物が縫いあがるとしつけ糸は外されます。しつけ糸を外すことは、犬に自律を委ねること。
しつけは、犬の自律に向けてのしつけであって、人の言うことを聞かせるためにするものではないはず。
まずは、本縫い(犬が自律した生活)のために形が崩れないようにしっかりとしつけ糸でしつける時が必要です。
Saranでの仕付けは、しつけ糸で仮縫いし型崩れしないようにする時間です。
その後、ご自宅での向き合い(本縫い)で、仕付け糸を外していくことを目指します。
仕付けの3つの柱
①コミュニケーションをとること
全ての問題はコミュニケーション不足から始まります。
犬は犬のことばを使い、人とは違うことばでコミュニケーションをしています。
仕付けや遊びを通してお互いのことばを“学び合い”良いコミュニケーションが取れるようになること。
※仕付けにおやつを使うことはありません。
②犬と向き合うこと
やり方ももちろん大切ですが、もっと大切なのが“向き合い方”
やり方を学ぶのではなく、犬との向き合い方を学びます。
しっかりと向き合い、お互いを尊重し調和のとれた関係になることを目指します。
③良きリーダーになること
犬は人間社会という、文化も習慣も全く違う世界で戸惑い、混乱し迷っています。
人間社会で安心して生きていけるように、道標となる立ち振る舞いを身につけます。
犬から認められ、尊敬、憧れてもらえる存在になること。それが良きリーダーです。
仕付け

初回受講前に「お話の時間」をつくり、お互いの人となり、犬となりを知る時間を経てから仕付けに取り組みます。
初回から2〜4週間を空けて、2回目を受講していただきます。3回目も同様の間隔です。
しっかりと愛犬、ご自身の課題と向き合う期間を大切にしてほしいからです。
3回受講後は1回ごとの受講が可能になります。
※幼犬、若犬の場合は料金、間隔は異なります。ご相談ください。
【注意事項】
仕付けは全てマンツーマンです。
キャンセルの場合はキャンセル料(100%)が発生します。(日にち変更は無料です)
交通費は30分ごとに2,000円発生します。また高速を使う場合は高速代もいただきます。
遠方の方はご相談ください。
お支払いは全額前払いとなります。
3回 / 100,000円
お話の時間
犬と向き合うことへのお悩み、葛藤、感情は犬と向き合っている人にしか分からない事があります。
仕付け以外でもお話をする時間を大切にし、ゆっくりと飼い主様の心を循環させる時間として。
テーマを決めずゆっくりお話するだけでも、テーマを決めてみんなで学ぶでも自由な時間です。
【座学のテーマ】
・お座り待て。の始まり(日本の訓練のルーツと発展)
・犬が繋いてくれるこころ(アメリカでのこと、犬文化、見習いについて)
・身体を整えることは心を整えること(犬の骨格と運動、犬の整体と行動への影響)
・食べることは生きること(食事と犬の性格、行動の関係性、仕草の意味)
・犬が生きている世界(香りと感情・記憶の関係性、アロマについて)
・犬の命のはじまりについて(ブリーディング・早期離乳と発達障害)
・犬らしさとその生き方(本能と習性・ボディランゲージ)
・犬のことばの受け取り方と返し方(褒め、叱り、声かけ)
・群れで生きるということ(リーダーシップ、パックコントロール)
・犬をしつけるということetc.
【注意事項】
現在仕付けを個別で受けている方のみになります。
以前受けていた方、新しく座学のみ希望の方は¥10,000/60分になります。
「お話の時間」の出張は受け付けておりません。
60分 / 0円