おはこんばんちは😌
浜松市にて「犬と手をつなぐ教室」をしているSaranです。
犬のしつけのお話をすると、
多くの人から子どものしつけと同じですね、と言われます。
理論的には「同じだな」と思っていても、
自分に子育ての経験はないので「そうなんですね」としか言えません😅
なので、僕なりに、子どものしつけと犬のしつけの大きく異なる点を一つ。
それは、
自ら外の世界に出ていくこと、です。
子どもは幼稚園に通い、小学校、中学校へ通います。
そこで家族以外の人との集団生活を通して自然と
「家族以外の好きな人」「嫌いな人」「好きなこと」「苦手なこと」などの存在ができます。
そして家族、特に親は無条件に自分を受け入れてくれますが(そうでない家庭もありますが)
友だち、先生など、その他との関係ではそうはいきません。
その家族以外の好きな人と一緒にいる為には
相手を思いやり、自律をしなければいけないことを自ら学び、向き合います。
先生という親以外の大人から叱られる経験をすることで、葛藤し消化することで心が成長します。
また、嫌いな人、苦手なことは避けては通れず、
拒否してもどうにもならないことを受け入れ、
そういったことと上手く付き合っていく術を身につけます。
また友だちと遊ぶことによって、大人の世界から、
子どもだけの世界に戻り没頭することができます。
しかし、犬同士のコミュニケーションには常に人間が介入し、干渉してきます😔
「ホラ、アイサツシナサイ」
「ホラ、アソビナサイ」
「ケンカセズ、ナカヨクシナサイ」
現代の家庭犬にとって、人間の世界から、犬たちだけの世界に戻ることはほぼ不可能です。
このようにして子どもは自ら世界を広げ、生きる糧を掴み取ります。
一方で犬は、自ら外の世界にいくことはなく、そういった心の成長が難しい環境にあります。
そのため飼い主が今、犬に必要な環境と経験を常に選択し提供し続ける必要があると思います😌